印字の種類

軟包装やラベル、パッケージに日付・時刻の製造年月日や製造ロット・シリアルナンバーなどの印字、成分・アレルギー・ブランド名・ロゴ・商標・マーケティング情報・容器材質識別などの表示そして可変情報の印字は、食品加工業界をはじめコンシューマ向けパッケージ品、医薬品、工業用品、流通業界等の業界や産業で実証済みです。包装への印字や表示についてお困りの事があれば、ご相談ください。また、軟包装の種類についてはこちらをご参考にご覧ください。

日付

サーマルプリンターは、熱を加えることで印字するプリンターのことで熱転写式プリンターともサーマルトランスファーオーバープリント(TTO)とも言いい、ホットスタンプやローラーコーダーなどのアナログ印字の技術から進化をしてきましたが、始まりは1970年代後期頃より業務用のファックスのプリンターとして普及が始まる。それまでに主流であったタイプライター的なインパクトプリンターと比較して、静音性が低いことなどが評価され、急速に広まってゆく。初のサーマルプリンターは感熱紙と5x7ドット同時加熱印刷方式はICの発明の半導体技術からテキサス・インスツルメンツ社が発明し1969年にコンピュータ用印刷表示機SILENT 700として発表された。当時のタイプライター、IBMセレクトリック(通称回転ゴルフボール)やソレノイドによるワイヤー押出ドットなどの各方式のインパクト印刷騒音から静音化された。その後小型コンピュータではキーボード付き各方式の印刷機から現在の表示はCRTやLCDモニターへ、印刷はプリンターへと分担されてゆく。その後、ワープロやパソコンのプリンターとして普及するが、1980年代中期には、カラー印刷が可能な熱転写プリンターに置き換わった。現在、一般向けとしてはファックスのプリンターとして採用される程度に留まるが、業務用途のプリンターとしては、ランニングコストが重視され単色の印字で対応可能な、レジスター(レシート)や自動券売機(切符、チケット)、オーダーエントリーシステム(飲食店の伝票)のプリンターなどの機器で使用されています。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

また、産業用としてはランニングコストとオンデマンドでの印字や繊細さから製造年月日や賞味期限、消費期限等の日付やバーコード用の印字プリンターとして広く使われてきていますが、その内容そして印字の役割や用途は広がってきています。

バーコード

世界で100種以上といわれるバーコードがありますが、バーとスペースの組合せにより構成され、物に関連する数字や文字などのデータを格納したコードで、専用の機械で読み取ることができます。食品、梱包、医療、医薬品、電子機器、自動車、航空宇宙などの様々な産業で使われています。

*JANコード(13桁・短縮8桁)・EANコード

バーコードとしてもっともよく見かけるタイプです。JANは商工会議所に申請して取得する流通用の商品コードを表示するバーコードです。EANは海外の流通用バーコードです。商品用の流通コードとして表示され、販売情報管理(POSシステム)、受発注管理、棚卸、在庫管理などのシステムに利用されています。

*CODE39

Code39は主に工業製品の製造番号ラベルやIEIAJの納品伝票などで使用されているバーコードです。数字のほかに英語大文字A~Zや一部の記号を利用できます。工業用バーコードとして多く使われています。JANやITFと違い数字以外の文字にも対応しています。

*CODE128

Code128は数字、英語大文字、英語小文字、記号などを表示できるバーコードです。ASCIIの128文字を全てバーコード化できるので、Code128と呼ばれています。他のバーコードに比べて寸法が小さくなる特徴があります。そのため、小型の電子機器のラベルなどによく使用されています。

*NW-7

NW-7は宅配便の送り状や図書館でよく使用されているバーコードです。海外ではCodabarというのが一般的ですが日本ではNW-7と呼ぶことが定着しています。1つのキャラクタが7本のエレメントで構成され、細エレメント(Narrow)と太エレメント(Wide)があることが由来です。NW-7はCODABARとも呼ばれます。ナロー(細い幅)とワイド(太い幅)の2種類の幅を使い、4本のバーと3つのスペースの合計7つのエレメントで構成されているのでNW-7と呼ばれています。

血液銀行、宅配便の配送伝票、図書館の貸し出し管理、会員カード、書き留め郵便の管理用など、数字の連番印刷が必要なものに広く利用されています。数字のみのバーコードとして使われ、構成が単純なので、印刷精度が要求できないようなときに利用されます。

*GS1-128(旧称UCC/EAN-128)

GS1-128はCode128を元に、一定の規則で表示したバーコード規格です。以前はUCC/EAN-128と呼ばれていました。コンビニの代金支払伝票や医療用医薬品・医療機器の物流用ラベルに使用されています。GS1-128は、CODE128をもとに商品流通用に標準化されたバーコード規格です。UCC/EAN-128とも呼ばれます。GS1-128では、産業ごとに決められた識別子(AI)を指定することで、商品コードだけではなく有効期限やロットナンバーなど、商品流通用に必要な情報を標準化することができます。 また、数字だけで構成されたバーコードは、ITFよりも効率よく省スペースで表現することができます。医療用医薬品、医療機器、食肉標準物流用、コンビニエンスストアの料金収納代行の支払い伝票などに利用されています。

*GS1 データバー (旧称RSS)

GS1 Databar(ジーエスワンデータバー)は従来RSS(Reduced Space Symbology)と呼ばれていたバーコードです。2007年2月に改称されました。GS1(流通コードなどの標準化機構)主導のもと、国際的な流通コード(商品番号)の標準化や追跡管理を目的として普及がすすめられています。日本では厚生労働省が医薬品のJANコードに変わる新しいバーコードとして採用し普及をすすめています。

参考:一般財団法人流通システム開発センター株式会社キーエンスバーコード講座

トレーサビリティ

不当表示、産地偽装、コピー品の増加、異物混入など昨今のこれらの問題は、製品に対する信頼を根本から揺るがすものとなってきています。そうした中で、印字や表示の役割は、製造者と取引先そして消費者間における製品の安全や信頼そして安心を約束する証明としてその重要度は増す一方です。製品の安全性に対する消費者の要求が厳しくなるなか、印字や表示には品質や内容を証明をするという役割が課され、その社会的な責務も大きくなってきたといえます。また、万が一、製品事故が発生した場合、いつ、どこで、どれくらい生産されたかが分かれば、原因究明や迅速な製品回収が可能となります。消費者の製品に対する信頼が揺らぐなか、このような、生産・加工・流通の一つまたは複数の段階を通じて、ひとつひとつの製品の移動(履歴)を把握できるトレーサビリティの仕組みができていれば被害を最小限にまたは未然にすることが可能になります。印字や表示は中身や品質に対する証明に加え履歴としての役割も担っていくことが要求されてきています。コード印字や可変印字そしてそのコードを使ったシステムの構築で製品を管理するトレーサビリティシステムの構築も容易になります。トレーサビリティシステムの構築を可能にする製品管理クラウドサービスについてはこちらのpdfをご覧ください。

参考:農林水省トレーサビリティ

食品表示

食品表示法切り替え(2020年4月1日~)

食品を取り巻く印字や表示の状況は、2015年4月から「食品表示法」によりルールが一本化され、経過措置期間、生鮮食品の表示は1年6か月、既に適用、加工食品と添加物のすべての表示は5年、2020年4月1日から適用され、移行のための猶予期間食品表示法にそった表示へと移行することになります。中食(惣菜、弁当等)の製造現場を含めたすべての加工食品会社は対応が急務となります。消費者の安全・安心を守る表示として食品表示法で義務となっている表示項目は、義務化される「栄養成分表示」、消費期限と賞味期限(期限表示)、アレルゲンの表示小包装の食品の表示、製造所固有記号、機能性表示、表示レイアウトの改善などその表示義務内容は多くなっています。正しい食品表示に対応したものを毎日間違いなく提供する事業者であるためには、印字システム機械の導入といった食品表示法への対策を検討することも必要です。

参考:食品表示法等(法令及び一元化情報)

加工食品の原料原産地表示制度(2022年4月1日~)

平成29年9月に食品表示基準が改正・施行され、国内で作られたすべての加工食品に対して、原料原産地表示を行うことが義務付けられました。本制度の経過措置期間は2022年3月までですので、それまでの間に新たな原料原産地表示にご対応いただかなければなりません。これは、消費者が、原料原産地を商品選択の基準に利用しているためです。原料原産地表示は、輸入品を除くすべての加工品が対象となり、使用した原材料に占める重量割合が最も高い原材料がその表示の対象になり、原則、国別重量準表示です。また、対象の原材料が加工食品の場合は、製造地表示を行います。また、業務用についても必要な産地情報の伝達が必要です。正しい原料原産地情報を毎日間違いなく表示、伝達するためには、印字システム機械の導入といった原料原産地表示への対策を検討することも必要です。

参考:加工食品の原料原産地表示制度について

商標・ブランド名

ブランド力を高め、強固なブランドを築くことは、商標やブランド名の表示をあらゆるところで適切に徹底して表示を行うことが重要です。

 

地域団体商標

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地域団体商標制度は、地域ブランドを適切に保護することにより、信用力の維持による競争力の強化と地域経済の活性化を支援することを目的とし、平成18年4月に創設されました。

地域の事業協同組合や農業協同組合等の団体、商工会、商工会議所、NPO 法人が、「地名+商品(サービス)名」からなる商標を、その地域との密接な関連性を有する商品(サービス)に使用して一定の地理的範囲で周知となっている場合には、地域団体商標として商標登録を受けることができる制度です。

 参考:経済産業省地域団体商標ガイドブック

GI日本地理的表示

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地域で育まれた伝統と特性を有する農林水産物・食品等のうち、品質等の特性が地域と結び付いている産品について、その名称を知的財産として保護することを目的とした「特定農林水産物等の名称の保護に関する法律(地理的表示法)」が平成27 年6 月に施行されました。   

参考:地理的表示制度(GI)

  :GIサポートデスク

QRコード

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必要な時に必要なだけ1個からその場で印字ができるオンデマンドのサーマルプリンターでのコード印字は、QRコードの用途を更に広げています。

QRコード(キューアールコード)は、1994年にデンソーの開発部門(現在は分離しデンソーウェーブ)が開発したマトリックス型二次元コード である。なお、QRコードはデンソーウェーブの登録商標(第4075066号[1])である[注 1]。

QRはQuick Responseに由来し、高速読み取りができるように開発された。当初は自動車部品工場や配送センターなどでの使用を念頭に開発され、現在ではスマートフォンの普及などにより日本に限らず世界的に普及している。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

QRコードはいろいろな現場の『便利』に役立っています。チラシや名刺といった印刷物だけでなく、決済システムなど身の回りの生活環境から工場や流通といったビジネスに至るまでの幅広い範囲で使われ、もはや暮らしに欠かせない存在であるQRコードになっています。

参考:デンソーウェーブ活用シーン

規格

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JASマークは、しょうゆや木材などに表示され、広く知られているいわゆる丸JASマークと、「地鶏肉」や「熟成ハム」など、特色のある規格のマークに大きく分けられます。

この特色のある規格のマークを統一し、国内、海外市場において特色をアピールできる新たなJASマークが決定されました。

国内外において、「信頼の日本品質」を一目でイメージしていただくため、日本を象徴する「富士山」と、日の丸を連想させる「太陽」を組み合わせ、シンプルにデザインしました。それぞれの規格の内容を富士山の裾野部分に記載します。なお、配色の指定はしない予定です。

参考:新JASマーク

 

印字・表示内容や軟包装(包材)の検討に伴う印字テストが必要な場合はお気軽にご相談下さい。

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